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メモ(なので、いつ削除するかもわからない記事ですが) 
2008.04.30.Wed / 07:47 
 人はどこかで勝利をおさめようとします。
 DV・モラハラ被害者も、被害を受けてきた自分を自覚したとき、自分は悪くなかったのだと自覚したとき、そこから立ち上がり、自分を奮い立たせるために勝利感を得ようとします。

 だからこそ、被害者は、被害者で居続けてはいけない。
 そこに居続けてはいけないのです。


 勝利感を、加害者であった夫から得ようとしてしまうからです。
 それこそ、どちらかがどちらかを叩きつぶすまで、その戦いは続いてしまうからです。
 被害者であった、と自覚したそのときに、やはり、まずは、加害者から離れなければなりません。被害者生活を昇華し、自分の明日につながる勝利材料を見いださなければなりません。
 被害生活は忘れられなくてもいい。でも、切り離し、新しい自分の生活で、自分らしく生き生きと生きるという勝利を得なければ、DV/モラハラ生活は終わらないのです。

 夫にわからせよう。夫の優位に立とう。夫を変えて見せよう・・・・・。
(言葉を変えて表現すれば、夫にわかってもらおう。夫に私のつらさをわかってもらおう。夫に自覚してもらおう)
 被害者であったことを自覚した後の、そうした生活は、加害者を対象に勝利感を求める生活は、被害者で居続けていることであり、「被害者の加害者化」または、非常に不健康な生活目的といえるかもしれません。

 被害は誰でもが遭いうる。被害は受けても被害者で居続けてはいけないのです。
 そして、そのためにも、被害を自覚した被害者に対しては的確なサポートが必要です。加害者がその暴力に対してどんな理由を掲げようとも、どんな理由がそこにあろうとも、暴力はいけないこと。まずは、離婚云々ではなく、暴力の無い環境に自分を置くことを優先しなければなりません。

 そして、そこから逃れようとしている被害者を、「あなたにも悪いところがあったのだから」
 「子どものために、父親が必要よ」などといって、決して引き戻してはいけないのです。

 引き戻された被害者は、そこで被害者で居続けながら、勝利感を目指すしかなくなってしまいます。そのけっか、どちらかがどちらかを叩きつぶすまで、被害者と加害者、時にはその関係が逆転したかのような戦いが繰り広げられることになる。
 たとえば、夫がいかにひどいかを周囲になんとか認めさせようとしたり、夫自身に認めさせようとしたり、あるいは、理由なく、そして決してやむことのない夫の暴力に立ち向かうなんて、不毛なエネルギーを使ったり・・・・・。

 そのけっか、あの事件の彼女は、夫を殺し、バラバラにし、それでもまだ得られない勝利感を求めて、裁判の席で「悪いびれない」と言われてしまっている表情をしているのではないか、、、、そんなことを思う私がいます。

 「あなたは悪くない」。その言葉を投げかけるのは、自覚した段階の被害者までです。
 自覚し、それでも被害者で居続けようとする人に対しては、被害を受けてきたことに関してはあなたは何も悪くない。しかし、この後のあなたは、自らその生活を選んでいる。。。。。
 選ばざる得ない、ということは絶対にないのです。
 人には、すべての人には、必ず、一人で生きていく力が備わっているのですから。
 そして、一人で生きてがんばっている人には必ず手がさしのべられる。
 それでも、経済的な理由、子ども、様々ないいわけをして、そこにいることを、ここからはあなた自身が選んでいる、ということも自覚してほしいと思います。選んだ限りは、被害者としてそこにいてはいけません。加害者を負かそう、加害者に勝利を収めようとしてはいけません。

 そして、周囲の人間は、この段階の被害者にこそ、的確なサポートをしてほしい。自分たち夫婦に暴力があると自覚した被害者に対して、決して「言いたいことを言ってみれば」や、「自分が変われば相手も変わる」なんてことを言わないでほしいのです。
 訴える暴力の存在をまずは重視するべきなのです。いかなる理由があろうとも、暴力は良くない、という思いを貫いてほしいのです。

 そして、この段階を通り過ぎ、自らそこにいること、被害者で居続けることを選ぶに至ってしまった被害者に対しては、DV支援者は、その段階に至るまでの被害者に対するサポートと区別して行わなければなりません。
 それこそ、「あなたは悪くない」だけでは無理なのです。
 経験者同士のピアカウンセリングでは無理なのです。
 被害者で居続けることを選ぶ人たちには、やはり大きくその人のパーソナリティの側面が影響しているといえます。そのため、この段階は、心理の専門家によるサポートが重要となってきます。

 あの事件の被告女性にも多くの支援者たちがコンタクトをとったと聞きます。
 「あなたは悪くない」ごくごく通常のDV被害者に対する言葉かけをした支援者もいたでしょう。でも、その言葉かけが、彼女のDV生活を夫が死んでもまだ、続けさせているかもしれませんよ。。。。彼女は、今度はどこに勝利を求めるのでしょう。
 罪は罪として認め、不毛な逃げ方を選んだ自分を悔やんだとき、彼女のDV生活は終わりの入り口に立つのかもしれませんね。
 判決が降りた今だからこそ、DV支援者ではなく、心理の専門家のサポートが必要だと私は思っています。そうでなければ、彼女のDV生活は刑を終えても、終わらないのではないでしょうか。

--- 「渋谷バラバラ殺人事件」のことを考えながら、仕事をしながら、、、頭に浮かんだことをつらつらと---
メモ(なので、いつ削除するかもわからない記事ですが)へのコメント
--管理人のみ閲覧できます--
- from  2008.04.30.Wed/11:20 * 


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--管理人のみ閲覧できます--
- from  2008.04.30.Wed/11:33 * 


このコメントは管理人のみ閲覧できます


--実感しています--
- from マイコ 2008.04.30.Wed/12:08 * 


本当にそう感じています。

DV被害者だけではなく、たとえばアダルトチルドレンの人たちや、自死遺族の方たちが回復されていく過程で、惠美さんがここで書かれていることがとても必要なことなんだと実感しています。

「被害者で居続けてはいけない」

たくさんの人たちが、このことに気付いて自分の人生を歩いて行ってほしいと願っています。


--管理人のみ閲覧できます--
- from  2008.04.30.Wed/18:02 * 


このコメントは管理人のみ閲覧できます


--コメントありがとう--
- from 惠美 2008.05.01.Thu/12:29 * 


管理人のみ閲覧のコメントをくださったみなさんの、一言一言にうなずきながら、読ませていただきました。
ありがとうございます。


--マイコさん--
- from 惠美 2008.05.01.Thu/12:34 * 


「被害者で居続けない」を考えるうちに、支援者が被害者で居続けさせてしまっているなぁ、と思うことが多々あります。

その場合、支援者が被害者で居続けるために、支援という行動を選んでいると感じることがあります。

カウンセリングにせよ、こうした支援にせよ、自分の問題を解決もしくは、しっかりと理解していないといけない、というその言葉をそのたびにかみしめます。

被害を受けてきた自分を理解した被害者に対して、実は、被害者云々のケアではなく、モラハラであれば、暴力のない環境にとにかく移動し、そこからは、被害者を意識しなくても生きていける、その人がその人らしく生きていくための、本来のケア、本来の福祉がしっかり整っていれば、実はいいのだと思うこの頃なのですよね。。。。。


--正しい認識が広がるといいですね--
- from ちょこ 2008.05.01.Thu/21:23 * 


こんばんは。いつも読ませていただいています。

本当におっしゃるとおりですね。被害者という殻を自分の力で破れたとき、本当に自分らしく生きていけるのだと思います。

渦中にいたとき、自分が被害者であることすら気づこうとしていなかった。今思えば、自分自身で被害者の立場を守っていたのでしょうね。
あの生活が続いていたら、私も彼女と紙一重だったのかもしれない。

ふと気づいた一瞬で人生って変わるものなのですね。
私が夫から離れようとしたとき、「それでいいんだ」と言う声もあれば「子供もいるのに・・・」と言う声もあった。
幸せだったのは本当に身近な人たちが「それでいいんだよ」と認めてくれたこと。そしてその後相手のことをとやかく言って過度に擁護するのではなく、私が本来の自分を取り戻せるようにケアしてくれたこと。

今日新聞でデートDVが増加していると言う記事を見かけました。こういった記事が世の中にただ波紋を投げかけ煽動するだけでなく、それを機に正しい知識と理解がもっともっと浸透していってほしいなと願います。


----
- from シングルパパ 2008.05.03.Sat/20:59 * 


恥ずかしながら私は、モラハラと言う言葉、意味を知りませんでした。妻の浮気発覚後に離婚、私と子供たちが被害者であり、妻が加害者だと思っていましたが妻のSOSを感じることが出来ずに、知らず知らずに妻を追い詰め妻に対するモラハラを起こしていると言うとも知らずに、妻より子供たちを奪い被害者でありつずけてきた自分がここに居るのも事実です当時は、妻の必要以上のメール、一日30〜50通ぐらい朝の四時半から精神的にも参っていた為負けない為にさらに攻撃していました。あれから3年の月日がたち心に少し余裕が出来被害者ではなく、私が実質的な加害者有る事にきずき返事の来ない妻に対し子供たちの成長記録の写真を送ることにより妻が加害者でも被害者無く、ただ辛かったのだなと理解し写真を送りつずけていいきたいと思います
、ゆくゆくは子供たちを逢わせれる日を作りたいと思っています。
心のケアと言うのは簡単ですが実際本人もきずいていない為、なかなか難しいと思いますがこれからも頑張って下さい。
長々とすいませんでした。


--シングルパパさん--
- from 惠美 2008.05.08.Thu/19:17 * 


コメントありがとうございます。

思いを届けていただいてありがとうございます。
そして、これからも、どうぞよろしく!


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仕事は女性問題のカウンセラー。でも、日々、三人のモラトリアムな子どもたちと、フェレットのサリー、ポメラニアンのメルと格闘するシングルマザーです。(写真の子どもたちは、シングルマザーになった頃の子どもたちです。今ではにくたらしくなりました(笑))
そんな日々のうだうだを綴り続けています。



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